若者を 中小企業を 日本経済を もっと元気に!
アクティブの代名詞「松岡修造」の思考から
対談を通してそのヒントを探る
反町:それでは松岡さん第三回よろしくお願いします。
今回のテーマは「日本の中小企業を元気に」です。
今回の対談を通じて、松岡さんと一緒に日本の中小企業経営者を元気にしたいと願っています。松岡さん、どうぞよろしくお願いします。
松岡:それではよろしくお願いいたします。
早速ですが、反町代表。最近日本経済に元気がないと言われますが日本経済を元気にするためには何が必要と思われますか?
反町:うーん
日本経済が元気になるために必要なこと、それはズバリ「中小企業が元気になること」だと私は思います。
経済センサスによると、日本の事業者総数421万事業者のうちの99.7%が中小企業で、実に雇用の70%を支えています。
事業所数で99.7%、雇用で70%ですから、はっきり言って日本経済がよくなるためには中小企業がよくならなければならない、そういう結論です。
ただ、今中小企業の実態を見ると、実に75%の企業が赤字経営なんですね。
松岡:そんなに多いのですか
反町:そうなんです。
しかし、全ての中小企業がダメな会社かというと、そうでもありません。
特に「会計王シリーズ」を使っていただいている全国35万事業所の中小企業は規模は小さいですが、ITを経営に取り入れるなど工夫して経営されています。
先日、ユーザー約400件にアンケートを取ったところ、実に90%のユーザーが業務でインターネットを使い、そのうち70%の方が銀行のインターネットバンキングを取り入れていると回答されました。
松岡:それはびっくりです。そんなにいるのですか?
反町:そうです。すごい数ですよね。
中小企業=少人数で経営的に劣る会社というイメージがありますが、しっかり経営されている中小企業も実はたくさんあるのですよ。ただ、知識だとか資金だとか人材だとか情報の面で不利な立場にある。
そこに着眼してソリマチはITサービスを提供し、元気になって頂きたい、そういう使命感を持って仕事に取り組んでいます。
松岡:中小企業にはITサービスを提供して経営に関するあらゆる 情報を把握して強くなってもらうということですね。
反町:そうですね。
ITサービスを使えば人数が少ない中小企業でも工夫次第で効率化、高付加価値化できる。そういうお手伝いができればなぁと思っています。
一つ一つは小さな会社ですけれどもソリマチのユーザーが今35万事業者ですから一社当たり平均6人だとして、約210万人の社員の方がいらっしゃるんですね。
どんな大企業でも210万人社員がいる会社ってないじゃないですか。
松岡:なるほど、おもしろい発想ですね。
そういう意味ではパソコンに詳しいユーザーを沢山持っているソリマチさんの優位性は明確ですね。
反町:その通りです。
ソリマチ製品を使っている中小企業の方っていうのは常にソリマチとネットワークが繋がっていますから、まるで210万人の社員がいるが如く色々なITサービスを提供することが物理的にできるということです。
最近ですとネット銀行と業務提携したり、カード会社と提携したり、ソリマチのユーザーには利息を割引いてもらったりですとか、振込手数料を割り引いてもらったりとメリットある高付加価値化のお手伝いができるんですね。
松岡:なるほど、そのITサービスは毎年変わって進化していくものなんですね。非常に前向きで良い話ですよね。
今の日本は気持ちがどんどんどんどんなんかこう力が無くなっているというか多分皆さんが感じていると思いますが、日本と言う国の力が、パワーがなくなってきていると感じることが多いですね。
反町:そうですね。
一つの考え方として「悪いことは良いことだ」と考えてみるのも一考だと思います。
本当にちゃんと経営を工夫してやっているところっていうのは「悪いからしょうがないよね」っていうのではなくて、悪いことを良いことに変えていくようなパワーを持っていらっしゃる経営者が多いのですね。
ただ規模は小さいわけですから、そういうところをソリマチが応援する形で付加価値を生むサービスを通して勝ち組になっていただくような、そんなお手伝いをしたいなぁと思っています。
ぜひ松岡さんにそういう中小企業を「頑張れ!中小企業」って応援していただきたい。(笑)
松岡:いや~やっぱり99.7%が日本を支えている、大切な会社ですよね。
中小企業の経営者の方々は、高い志や強い想いをお持ちで、そのパワーを持った人が集まって一つの力になった時っていうのはものすごいものがあるじゃないですか。
なんかこう大きい塊になるとなんとなく勇気も湧いてくるし、みんなでやっていけるんじゃないかっていうような気持ちになります。
集中して本気になったらすごい力になるんじゃないかなって思いますよね。
反町:そうですね。
1社1社は別々ですけど、IT武装したソリマチユーザーという形を通して何か新しい力を持っていただく可能性がありますよね。
特に中小企業経営者は困っていらっしゃる方が多いじゃないですか。
そのような困っている人に喜んでもらいたい、喜んでもらう顔を思い浮かべて松岡さんと一緒に仕事ができる。嬉しいですよね。
松岡さんがいつも全力で応援されているようにソリマチも中小企業のお客様へ喜んでもらうことを自分たちの喜びになるよう高め合っていきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。
松岡:いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。
次回:笑顔
1967年東京都生まれ。10歳から本格的にテニスをはじめ、慶応義塾高校2年生の時にテニスの名門校である福岡県の柳川高校へ編入。
その後、単身で米フロリダ州タンパへ渡り、86年プロに転向。ケガに苦しみながらも92年6月にはシングルス世界ランキング46位(自己最高)に。95年にはウィンブルドンで日本人男子として62年ぶりとなるベスト8に進出。
98年春に現役を退いた後は、テニス活性化プロジェクト「修造チャレンジ」を設立し、ジュニアの育成とテニス界の発展のため力を尽くす。2004年から「報道ステーション」(テレビ朝日系)に「スポーツの顔」として出演。その他、数多くの番組でスポーツキャスターとして活躍。
「ソリマチのイメージキャラクター」に就任して今年で7年目を迎えている。
1965年新潟県生まれ。89年、監査法人KPMGピートマーウィック国際税務部に入社、都市銀行系のシンクタンクで経営コンサルティング業務などに従事。
94年、ソリマチ情報センター(現ソリマチ)の取締役に就任。同年、反町秀樹税理士事務所を開業。03年7月、ソリマチ株式会社の代表取締役に就任。税理士でありITコーディネータでもある。
著書は「スモールビジネスファイナンス革命」(プレジデント社)など多数。
Copyright© Sorimachi Co.,Ltd. All rights reserved.