岐阜県大垣市様のご紹介

大垣市は、日本列島のほぼ中央に位置し、古くから東西交通の要衝として、経済・文化の交流点として栄えてきた人口およそ16万人の岐阜県西濃圏域における中心都市です。揖斐川水系の自噴地帯にあり、良質で豊富な地下水に恵まれていることから「水都」と称されてきました。また、俳人・松尾芭蕉がその旅を終えた「奥の細道むすびの地」でもあります。

公共施設予約システムの更新時に弊社システムを選定いただき、自治体のファーストユーザーに！

大垣市様は、2007年から利用していた先代の公共施設予約システムから新システムへの更新を検討されていたところ、弊社が販売する「施設予約サービスnexres（ネクレス）」（以下、nexres）を選定いただき、2020年1月からファーストユーザーとしてご利用いただいています。

現在は、体育館や野球場などの体育施設やホール、展示室といった文化施設のほか、宿泊研修なども可能な「青年の家」、映像設備・音響設備を備えた会議室を有する「奥の細道むすびの地記念館」、1時間単位での部屋貸出しが可能な「多目的交流イベントハウス」など、特色の異なる施設の予約管理にご利用いただいております。

大垣市様における運用とシステム活用事例の一部をご紹介します。

〇 利用者の安全性も担保

体育館のなかには、全面利用、半面利用だけでなく、1/3面利用、2/3面利用など、複数に分割したエリアでの貸出(面割)を行っている施設がありました。なかには、縦分割と横分割の両方が可能な施設もありました。さらに、利用者の安全性を重視するため、「バドミントン」と「バレーボール」が隣り合う場合は利用ができない(利用種目による貸出制限)、という運用ルールもありました。当初のnexresには「面割」と「利用種目による貸出制限」という複雑な条件を考慮した予約制御はできませんでしたが、安全な施設利用の重要性を鑑み、システム導入時に当該機能を実装しました。

〇 口座振替で窓口での請求業務の省力化を実現

体育施設では、1か月分の利用料金を口座振替で支払うことが可能でした。nexresも口座振替機能を有しており、先代システムと変わらない運用をいただいています。

〇 本番時間とそれ以外の準備・撤去等時間の減免・割増率の管理

ホールや展示室などでは、実際に観客が入って公演・展示などを行う「本番時間」と、そのための「事前準備作業」や「撤去作業」で、利用料金の減額割合が異なることがありました。このため、本番とその他の時間の減額割合をそれぞれ個別に設定できる機能を実装し、ご利用いただいています。

〇 デジタルサイネージ連携

一部の文化施設では、当日の施設利用予定をエントランス付近に設置してあるデジタルサイネージに表示していました。先代システムと同じデータレイアウトでnexresから予約データを出力できるようにシステム構築を行ったため、従来の運用と変わらず、デジタルサイネージにデータを投入していただくだけで、予定の表示ができるようになっています。

大垣市様からのコメント

当市の公共施設管理における運用は、細かいルールが多く、他自治体よりも複雑なものかと思います。そのため、当初のnexresの機能では運用に支障が出る部分があり、施設を管理する現場から厳しい声をいただくこともありました。しかし、営業担当の方、開発担当の方ともに、問題があればその都度真摯に向き合っていただき、解決策を検討・提示いただき、その実現に向けた努力を続けていただきました。その姿はまさに、「お客様の喜びを喜びに」というソリマチ(株)さんの社訓そのものだと感じました。

今後も現場の声も聴きながら、運用がよりスムーズになるようなバージョンアップなどを積み重ねていただけること、また、nexresが「日本一の施設予約システムパッケージ」になることを期待しています。