『食を通じて社会に貢献』をスローガンに、食品の仕入から製造までの一貫した総合物流を確立している株式会社トモは、関係会社7社を含め、2009年2月よりホールディング化し、トモグループのリーダーカンパニーとして更なる事業拡大に向けて成長中の企業である。
トモグループでは、オフィスや工場の食堂の運営、病院給食、高齢者施設給食、学校給食サービスを地域に密着して提供している。また、四日市・愛知・松阪において、お弁当デリバリーの『おびきん』を展開しており、更にビジネスホテル、物流、美容とトモグループの事業内容は多岐に渡っている。事業拡大に伴い集中と分散というキーワードのもと業務の整理統合が進んでいる。 株式会社トモの営業本部は、栄養管理室、企画管理室を設置し、新しいメニューの開発、新しい運営企画の提案を積極的に行っている。 そして2008年5月には物流センターを設置し、愛知県・岐阜県・三重県の仕入れから出荷まで一括で行っており、株式会社トモの心臓部として機能している。 |
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営業本部では、三重の中南勢・尾鷲地区と広い範囲を担当していまして、産業、メディカル、シルバーと各事業所の管理運営の統括もしている為、事務作業量が多かったです。また、新メニューも順次開発していき取扱品目も増えていきますし、伝票処理も増え、それまでの3ライセンスでの対応が困難になっていきました。日々の販売管理業務を3台のPCのみでの管理が追いつかなくなっていき大変忙しかったですし、販売王が入っている3台のPCが全て使われているときは、作業待ちが発生して、急ぎで見積書や請求書など帳票を出力しなければいけない時は、作業途中で交代してもらったりするという状態でした。使いたい時に使えないことに対するストレスが発生していましたので、改善する必要性を感じました。
というのも営業本部で5,000アイテム以上の食材を取り扱っていて更に、商標名も多種ある中で、得意先毎に品名を柔軟に対応させなければいけなかったのです。その為、入力作業と管理作業が大変でしたね。社内・社外の60社以上の得意先に対して迅速な対応を行う為には、複数ライセンスの追加が必要不可欠となりまして、LAN製品の導入を検討することになりました。 |
LAN製品を導入するに当たり、それまで使用していた販売王だけではなく、他社製品の検討を行いましたが、数千万円もの費用が発生するとのことで、他社製品では十分なコストメリットを得られないという判断に至りました。また、グレードアップを決定づけた大きな理由として、販売王が得意先毎の品名をその都度柔軟に設定可能という点で、業務内容に最も適したシステムであるという判断に至り、販売王LAN版の導入を決断しましました。
移行作業は以前より販売王を使用していたということもありますが、ソリマチの営業さんとオーエーシステムセンターさんが、一生懸命作業を行って頂きましたので、サーバー構築からデータ移行まで非常に短期間で移行をすることができました。 |
販売王LAN版の導入により、従来までの3ライセンスでは負担があった伝票入力処理なども、業務分担を行えるようになったことで飛躍的な業務効率化と得意先へのスピーディーな対応を実現しています。また、繁忙期に複数人で同時に伝票入力ができることで、残業も少なくなり業務上のストレスを軽減する効果も生み出しています。それまで、3ライセンスのため3台までの販売王の稼働が、販売王LAN版10クライアントに変えたことにより、10台まで販売王での管理ができるようになったというのは、精神的にも大幅に楽になりましたし、実際販売王の入力作業に追われていた感があったので、入力作業もしっかり確認してゆっくりできるようになったので、ミスが減少したと思います。そして、必要な時に必要な帳票をすぐにだせ、販売状況の確認もすぐにだせるので非常に便利になりました。販売王の利点としては、販売王は売上を計上した時点で、納品書をすぐに確認できるところが使いやすいと思います。
又、販売王の『ハンディーターミナル連携オプション』と『バーコード印刷オプション』の二つのオプションを利用して、棚卸・入庫・検品作業の効率化を実現できると紹介していただいているので、将来的に導入を検討していければと考えています。その際は運用方法などご相談させてもらうことになると思います。 |
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