「紅粉屋」の名前は川島織物を創業した初代川島甚兵衛が江戸時代の天保2年(1831年)京都三条の呉服商「紅粉屋」に奉公にあがり、忠勤を励み独立の基盤となった暖兼に由来します。
川島織物のルーツである「紅粉屋」の名を昭和38年に四代川島甚兵衞が基幹のグループ不動産会社の社名に冠しました。現在の川島織物セルコンの歴史はここからはじまります。「紅粉屋」はその後、平成12年から事業領域を拡大し、川島織物セルコンの紋事業と不動産管理を根幹に「袋帯」を中心とする呉服の「錦繍苑」、「カーテン」を中心とする「デコール・ベニ」他、伝承と伝統を守りつつ、多岐に渡る事業を展開しております。 伝承と伝統を大切にし、新しい企業に成長する株式会社として、「紅粉屋」は本物の持つ魅力を皆様にお届けします。真善美 を追い求めた創り手になる商品とサービスです。お客様のお好みに熟練の目利きよるアドバイスや、経験豊富な施工でお応えして参ります。 |
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「統合前に各社で様々なシステムが利用されており、企業の統廃合により各社バラバラだったんです。」
技術・製造部部長 武原秀夫さんは、当時のシステム統合の経緯を振り返る。それまでは、各社が様々なメーカーのパッケージシステムを利用していたが、統廃合により全社でシステムを統一する必要があった。
「各社の担当者は自分が慣れたシステムを希望していたが、システム内容・サポート内容などを検討し1システムに絞り込む必要がありました。しかし、各社のパッケージシステムは操作や運用も違っていて他社パッケージシステムから変更される担当もいますので、直感的に使える簡単なシステムが必要でした。」
また、吸収・合併により、様々な部門があり、それぞれの部門に対応できるか?を検証する作業も行う必要がありました。各システムで運用されていたデータを新システムに移行する作業も不安はあったそうです。
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各社のシステムを1から構築し直すにあたり、印刷グループ マネージャー 元飛騨昌三さんは“サポート体制を一番重要な要素と考えシステムの選定を行なった”との事だった。
「ソリマチの販売王LAN版に決定した大きな理由の一つは、よくサポートセンターに問い合わせを行うが、回答が早く的確な回答をいただけ非常に優秀と感じていたからです。」 とサポートセンターの対応を評価する。
ただ、サポートセンターの対応を評価いただけただけで導入を決定した訳ではなく導入後の運用でも必須条件はいくつか有ったようです。
「拠点管理を行いたかった。本社(京都)・市原事業所(京都)・東京支店(東京)とでVPN環境を構築し、データを一元管理する事が必須条件でした。この件についても確認ができた事も導入を決定した要因です。」
また紅粉屋様はシステム構築やネットワーク構築について社内で対応できる体制を持っており、システム環境の構築は自社で行ったそうですが
「そうですね、自社内でシステム環境を構築する事は難しくなかったですね。むしろ難しかったのは導入の予算が限られていた事です。」 システムの機能面では紅粉屋様の条件をクリアするシステムが数社あったようですが、価格面では各社で大きな開きがあったようです。 「先程も話した通り、システム環境の構築や設定は自社で対応ができると自信があったが、パッケージメーカーによっては、導入設定サポート付きでしか購入できない製品や高額な製品もありました。そんな中パッケージ製品のみの購入ができ、価格も予算内に収まるのがソリマチの販売王LAN版だったんです。」 各社のシステムを導入していた企業様だけに会計ソフトとのデータ連携や集計データのExcel出力機能など細かな点のチェックも行われ導入をいただいた。 |
販売王LAN版の導入効果は半年後に現れたとの事です。
「各社がバラバラのシステムを利用していた為に、データもバラバラでした。このデータを移行・統合するのに半年もかかりました。」
川島織物セルコングループの企業は業種・業態も異なっており、データの統合化は非常に苦労されたが、データの整備が完了した半年後からシステム統合したメリットを感じる事ができたそうです。
「LAN版を導入したことで、データの分散入力や自分のPCで販売情報の集計ができるなど、業務のスピードが非常にあがりました。また、販売王は様々な業種業態に対応でき、各社の様々な運用にも柔軟に対応ができるので、販売王LAN版を選んで正解でした」 拠点間はVPN環境を構築し運用されており、この部分でも統合の効果が出ているとの事だ。
「将来的には販売王と顧客王を連携させた運用も検討したい」と次の構想も膨らませているようだ。
「同じメーカーのシステムで統一する事で連携ができる事は非常にありがたい。しかも各社のシステムや連携する会計・給料のシステムを同メーカーで統一する事で管理者としても管理が非常に楽になりました。」 と管理者としての苦労の削減にも効果があったようだ。
システムを利用していくうちに要望もたくさんあり、
「内部統制(IT統制)に対する対応の強化が欲しいですね。10シリーズから操作ログ取得に対応したことは良かったが、J-SOXに対応した強化が必要ですね。販売王ならJ-SOX対応が必要な企業規模でも充分に対応ができると思うので対応をしたら良いと思う。排他制御の部分でも堅牢なのは良いがもっと制限が減ると良い。販売王LAN版はカスタマイズにも対応している(※)とのことなので、必要な部分はカスタマイズも検討します。」 との事で、これからも業務改善・システム改善に積極的に取り組んでいくと近い将来の目標を話す。 ※現在はカスタマイズの受け付けは行なっておりません |
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