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株式会社テクタードは、生徒に寄り添った「学習塾」と障がいを持っている方のサポートをする福祉事業「就労移行支援事業所」の運営をメインに展開する会社です。福祉と教育で、人に寄り添うことで人の可能性を広げ続けていきます。
ご担当者:久保田耕司様



株式会社テクタードは私の父が立ち上げた会社でして、以前は電子部品の設計や組み立てなどの製造業を行っていました。しかし、リーマンショックの時に、設計以外の需要がどんどんと減ってきて、大幅な事業転換を検討しました。
そこで、教育事業や飲食業を始めることにしたのです。その転換が成功し、現在のテクタードは学習塾「個別指導 スクールIE」やプログラミング教育「HALL」の運営を中心に行っています。妻が保育士で子供好きということもあり、私も教育に携わりたいという思いがあったため、このような方針を選びました。

学習塾運営を広げていく中で、私は様々なお子様がいるという実態に気づきました。たとえばグレーの発達障がいを抱えた方々です。そういう子どもたちのサポートをしたいという思いが私の中で強くなってきたので、新しく福祉事業にも乗り出しました。具体的には、障がいのある方の就労支援を行う「就労移行ITスクール」や、療育を必要とするお子様のサポートをする「ウィズ・ユー」を運営しています。
学習塾など教育事業は少子化の影響を受けやすいのではないか、とよく聞かれますが、実は一人当たりの教育費が上がっている影響で通塾率が上がっており、塾に通う子どもの人数は全体で見るとそう大きく変わっていません。このような経緯で、テクタードは少しずつ事業を拡げてまいりました。
「給料王」を導入したのは、前述の通りに事業転換を行った際です。教育事業・飲食事業ではアルバイトを雇用することが多く、今までの方法では複雑な給与計算に対応しきれなくなったからです。
当時、給与計算ソフトを色々と比較検討しましたが、「給料王」導入の決め手になったのは、一人の従業員に対して複数の時給を割り当てられるという点です。たとえば学習塾では、生徒が中学生の場合と高校生の場合で講師の時給が変わることが一般的ですが、一人に一つの時給しか設定できない給与ソフトが多く、弊社の事業形態に合わなかったのです。しかし、「給料王」は複数の時給を設定できるため、このソフトならぴったりだと感じて導入いたしました。

「給料王」導入時は難しさを感じることもなく、スムーズに移行できました。弊社には100名ほどの従業員が在籍していますが、現在も私一人で「給料王」を使って、全ての給与計算を行っています。サポートセンターに問い合わせたことはほとんどなく、「よくある質問」を見れば疑問が解決するので、そちらで事足りています。
その他に感じている「給料王」のメリットの一つは、複雑な計算に対応できる点ですね。特に福祉事業の給与計算には手当がたくさん関係してきますし、それらを全て給与明細に記載することが求められます。しかし、「給料王」は内部で複雑な計算式を組むことができるので、いったん式を設定してしまえば、そのようなケースにも柔軟に対応できます。
「給料王」を導入した直後にちょうど会計担当者が退職することになり、この機会に会計も自分で見られるようになりたいと考えて、続けて「会計王」を導入しました。それまでは紙ベースで帳簿付けをしていたので、お金の流れをソフトで管理した方が効率的だとも思ったのです。

ただ、これは私の知識不足もあるかもしれませんが、「給料王」の導入が非常にスムーズだったのに比べて、「会計王」はかなり大変でした。最終的に、ソリマチさんに会計士を紹介していただき、その方に設定などを見てもらって、導入のサポートをお願いしました。
その方と顧問契約を結び、そのまま一年ほど「会計王」を使った後で、現在はMA1に切り替えて、自分で記帳を行っています。操作は「会計王」と全く同じですが、会計士とのデータ共有はMA1の方がシームレスで便利ですね。法人会計は自力で全て行うのが難しいので、専門家のサポートは必要だと感じています。
実は、外部からアクセスできるという魅力に惹かれて、クラウド型給与計算ソフトへの移行を検討したことがあるのですが、「一人に対して複数時給が設定できる」「複雑な計算式に対応できる」クラウド型のソフトが見つからなかったので、移行は取りやめました。
私たちのように教育・飲食・福祉の事業を行っている場合、その複雑さに対応できることが一番大切ですから、やは「給料王」を使い続けるのがベストだと感じています。複数の事業形態に従事している100人近くの従業員の給与計算を難なくこなせているのは、「給料王」のおかげですから。