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農業・自治体向け
お客様の導入事例

山田 茂 様

山田 茂 様

横浜市戸塚区で、様々な露地野菜を中心に栽培。ねぎ、はくさい、だいこん、きゅうり、なす、さつまいも、など季節ごとに様々な作目を手掛け、4か所の直売所に出荷しているほか、農協を通じて学校給食にも野菜を提供しています。

使用ソフト
農業簿記
代表者名
山田 茂
農産物
路地野菜
所在地
横浜市戸塚区

作目や経営について

山田さんが農業を始めたきっかけを教えてください。

農業大学校へ行って、21歳の時に就農しました。それから父と私が中心で農業を行って、40年以上になります。現在は両親、私と妻、息子の家族5名の家族経営です。野菜栽培のほ場は所有地が120a、借地が40aで、その他に田んぼを20a持っています。

作目や出荷先について、詳しく教えていただけますか?

季節ごとの露地野菜を栽培していて、冬はねぎやはくさい、だいこん、夏はきゅうりやなす、秋はさつまいもやさといもです。立場駅の近くの直売所やAコープ、グリーンファームなど、4か所の直売所に野菜を出荷していて、その日の収穫分を朝9時までに届けていますね。

 

あと、地域の農協が、市場を通さないで量販店や学校給食に農作物を下す「地産地消」の取り組みを行っているので、私が作ったさつまいもやきゅうり、なすも、そうやって学校給食として提供しています。その場合、市場の手数料がかからないので、利益という点でもメリットがあります。全体の比率は、直売が6~7割、残りの3割が農協出荷です。

ソフト導入のきっかけ

「農業簿記」を導入したきっかけを教えてください。

直接のきっかけは農協さんに勧められたからですね。それまで農協に税務業務をお願いしていたのですが、自分の経理は自分で行おう、という流れになりました。経営面でも自分で申告を行った方がいいという税務署のアドバイスもあり、「農業簿記」を導入しました。

初期導入はスムーズでしたか?

わからない点は農協職員に聞くこともできたし、「農業簿記」にとても詳しい方が教えてくれたので、初期導入は苦労しませんでした。ただ、最初のうちは上手な使い方がよくわからなくて、戸惑うこともありましたね。「農業簿記」はカスタマイズして、自分なりの使い方を見つければとても使いやすくなりますが、それを見つけるには使い込んでいく必要があると感じます。

「農業簿記」にはどのようにデータ入力をされていますか?

基本的には通帳ベースの管理ですね。売上は口座に入金されますし、経費は口座から引き落とされますから、通帳と「農業簿記」の数字が合うように、売上の明細表を見ながら「簡易振替伝票入力」で打ち込んでいきます。現金取引も、領収書やレシートを見ながら同じように打ち込んでいます。

特に役立っている「農業簿記」の機能はありますか?

「仕訳辞書登録」や「おきまり仕訳」 などの機能はとても役に立っていますね。毎月同じ金額の仕訳は、これに登録しておけば素早く入力することができます。私は不動産事業も行っているのですが、不動産のリース料は毎月同じですから、その入力に重宝しています。

 

他にも、毎月発生するけど金額は変わる仕訳を「0円」扱いで登録しておけば、金額を打ち換えるだけで済むので効率化になります。たとえば電気代や水道代ですね。この仕訳も「農業簿記」に登録しておいて、それを呼び出して金額だけ変更すれば簡単です。

ソリマチのサポートセンターをご利用いただいたことはありますか?

それが、ほとんど使ったことがないんですよ。今は長年使っているから特に聞くことがない、ということもあるけど、農協の詳しい方に聞けば解決できるので、サポートセンターに問い合わせる必要がないですね。

ソフト導入のきっかけ

「農業簿記」の使用感を教えてください。

勧められて別の会計ソフトを使ってみたことがあったのですが、使いにくくて「農業簿記」の方がいい、と感じました。そう感じた一番の理由は、そのソフトでは仕訳が「日付順」でしか表示できないんです。ですから、数字がおかしい、と気づいた時、直近に入力した仕訳がどれなのか探すのが大変で、不便でした。「農業簿記」は仕訳を「入力順」で表示できるので、打ち間違えた伝票をスムーズに探せます。些細なことかもしれませんが、間違いを素早く探せるのは大事なことです。

どのように確定申告をされていますか?

基本的に紙ベースで、決算書から確定申告の書類を作成して、税務署に持っていく、という流れですね。うちはまだ父親の名義ですので、父も確定申告をして、私も確定申告をして、さらに消費税申告もしています。持っていく書類がたくさんありますから、税務署への持参でも構わないと考えています。

確定申告で65万円控除は受けられていますか?

はい、私と父はそれぞれ65万円控除を受けていますから、そうなると合計130万円控除で結構な額になります。「農業簿記」を普通に使っていれば、ちゃんと65万円控除が受けられますから、これは私にとって大きなメリットです。

お父様の名義から変更することは考えているのでしょうか?

過去に検討したこともあったのですが、現在の状況で大きな不便はないですし、今のところ予定はありません。

 

相続税対策や他の点でも法人化を検討していまして、農協の相談日に相談したこともあるのですが、現在の数字だと法人化するかどうか迷うところだそうです。それなら、現状維持でよいと考えています。それに、法人化すると全ての経理を自分一人でやるのが難しくなりそうですが、外部に委託してしまうと、数字が把握しきれなくて経営が見えなくなるのでは、という不安もあります。

栽培などの今後の方針を決める上で、「農業簿記」は役立っていますか?

毎日直売所に出しているので、「この野菜はとても反響がよい」「この野菜は手間がかかるわりに売れない」と肌感覚でわかります。利益率も把握していますから、それを元にして、この野菜は拡大していこう、逆にこれは縮小しよう、と方針を決定しています。ですから、「農業簿記」の数字を月単位で見ることはそんなにありませんが、年間の数字を見ることは役立っていますね。自分の肌感覚が一番で、「農業簿記」の数字は補助的に使います。

新規就農者の方にアドバイスがあれば、お願いします。

経理のソフトを導入する上で、まずは使い込んだ方がいい、ということです。「農業簿記」は目的や使い方に合わせてカスタマイズできる自由度があるのですが、それぞれ自分に合った使い方は違うと思います。私が気に入っている使い方が、他の方に合っているとも限りません。最初は大変に感じるかもしれませんが、しっかりと使い込んで自分に合った使い方を見つけると、どんどん効率化できると思いますよ。

最後に、山田さんの「座右の銘」を教えていただけますか?

座右の銘なんて、そんな大げさなものは持っていないのですが(笑)。強いて言うなら、まじめに一生懸命やる、ということですね。それは大事にしています。

Interview MEMO

山田さん、ありがとうございました。取材時はご自宅に訪問し、手入れの行き届いた素敵な庭も見せていただき、ちょうど収穫されていた立派なネギも撮影させていただきました。真剣に農業に取り組みながら利益も考えられていて、素晴らしいお話を聞かせていただきました。