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会計事務所向け
お客様の導入事例

北川税理士事務所 様

北川税理士事務所 様

税金に関する専門的な知識や経験はもとより、会社法、信託法など周辺領域までカバーするよう心がけております。日々、安心してご相談できる体制を提供できるよう努めております。
(ご担当者:北川知明様、北川真貴様)

事務所名
北川税理士事務所
代表者名
北川 知明
所在地
東京都新宿区西新宿8-15-15カトルセゾン201
TEL
03-5989-1172
WEBサイト
http://www.zeikinkaikei.com/

北川税理士事務所開設までの経緯と主な業務

(インタビュー:北川知明様)

わたしが税理士の道を進もうと考えたのは、大学4年のことです。一般的には就職活動がはじまる時期です。私は自己分析として、幅広く器用に対応する人間というよりは、一つのことを突き詰めたい人間だと思いました。そのため、新卒で就職を目指す多くの学生とは異なり、何か手に職をつけたいと考えました。大学の生協にあったパンフレットで税理士という資格を知り、資格を取るべく専門学校へ通い出しました。

 

税理士試験を4科目合格した段階で、株式上場(IPO)支援業務が中心の会計事務所へ就職しました。そこでのお客様はIPOを目指す勢いのある企業が多く、その熱気とエネルギーの高さは今でもよく覚えています。

 

その後別の会計事務所も経験したいと思い転職をしました。その会計事務所では、税理士としての基礎となる月次訪問から決算申告までは元より、相続・事業承継、信託など、多くの領域を学ぶことができました。

2つの会計事務所で経験を積み、仕事に自分なりの考え方を持つようになると、決められた勤務時間ややり方に窮屈さを覚えるようになり、自分なりにお客様とじっくり向き合いたいと考えるようになりました。ちょうどその頃、子供が生まれる こともあって、思い切って独立の決心をして、事務所を立ち上げました。

 

主な業務としては、税務相談や税務申告の対応をする顧問契約が中心となりますが、社内の人手不足や社外のノウハウの活用などの観点から、大手企業のお客様では経理部や税務部の作業の一部をBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)で受けさせていただくことも多くなっております。また、海外へ進出している企業もあり、国際課税に関する対応も充実していけるよう取り組んでおります。

SAAGに加入したきっかけは電子帳簿保存法の対応ツール

(インタビュー:北川真貴様)

私が弊所で、記帳代行業を本格的に担当するようになったのは三年ほど前からです。私も以前は別の会計事務所で10年程働いていたのですが、出産後は2人の子供の育児と実母の介護で忙しくて、税理士業からは遠ざかっていました。実母を看取ったのと、子供が手のかからない年齢になってきたため、もう一度記帳代行業務から始めようと思ったのです。

当事務所がSAAGに加入したのは2023年12月ですが、そのきっかけは電子帳簿保存法の改正でした。当時、メインで使っていた会計ソフトの電子帳簿保存法対応ツールが使いにくく、OCRの精度も低かったのです。また、OCRの読み取り間違いの修正をブラウザ上、つまりオンラインで行う必要があったため、反応が遅くて効率が悪く感じました。

 

そこで、以前の会計事務所で使っていた「会計王」を思い出し、「会計王」の電子帳簿保存法対応ツールを試してみました。他社製品のツールより使いやすく、OCRの精度も比較的高いと感じました。それで、SAAGに加入してMA1(「会計王」を元にした会計事務所専用のクラウド会計システム)を導入した、という経緯です。

ソリマチに感じている3つのメリット

ソリマチ製品、主にMA1に感じているメリットは大きく分けて三つです。まず一つ目は、クラウド型とインストール型のハイブリットであること。クラウド型の会計ソフトは、基本的に全ての操作をオンラインで行いますが、MA1はクラウド型でありながら、データをPCに取り込んでオフラインで作業をすることができます。

 

これはMA1がパッケージ型の「会計王」を基礎にして作られているからだと思いますが、修正作業はオフラインでの作業はオンラインよりもスムーズに進むことが多く、「必要な場面でインストール型のようにも使える」という点は、日々の業務の中で効率化につながります。

二つ目は、搭載されている機能がすっきりとシンプルな点です。機能は多ければ多いほど便利だと思われがちですが、お客様によっては、機能が多すぎると混乱して使いこなすのが難しくなります。このような点も考慮に入れて、「この顧問先はソリマチが合うだろう」と感じるお客様にはソリマチをおすすめしています。たとえば仕訳の本数が少ないとか、紙やPDFベースで管理している証憑が多いとか、そういったお客様はソリマチとの相性が良いと感じます。

 

三つ目は、コスパが良いことです。たとえば、とある他社の会計事務所向け記帳代行プラン用の会計ソフトは年間で30万円くらいかかりますが、記帳代行の顧問先の数が少ない事務所にとって、これはかなり負担が大きい金額です。一方のMA1は会計事務所にとって良心的な価格にもかかわらず、必要な機能が揃っていて総じて使いやすいと感じています。

 

また、これはソフト自体のメリットではないのですが、サポート体制が充実している点も魅力ですね。操作や使い方で疑問があれば、専用のサポートセンターに電話でいつでも尋ねることができますし、営業担当の方に相談しても、とても丁寧に対応いただけて、助かっています。

会計事務所の選択肢としてのMA1

ソリマチさんはインストール型の業務ソフトを中心に扱っているので、どうしても他社に比べると、DXやペーパレス対応には弱いイメージがあるのではないかと思います。しかし、実際に使っている私からすると、そんな風には感じません。

 

当事務所では、お客様にはスマホ等から、VM1(「電子帳簿保存BOX」を元にしたMA1に付属する電子帳簿保存法対応サービス)に証憑のアップロードをお願いしています。これは電子データでの請求書・領収書や紙ベースの証憑のスキャンデータを保存するためのサービスで、VM1のおかげで業務も効率化されました。

 

VM1にはそれぞれ現金と預金のフォルダを作って、お客様には証憑を振り分けてもらっています。この工夫によって、「この証憑は現金・預金どちらに紐づいているか」という判断が素早く行えますし、お客様に紙の証憑を郵送で送っていただく必要もなくなり、管理がとても楽になりました。

クラウド型の会計ソフトの中には、入出金ベースでの記録が重視されていると感じることがあります。入出金記録を起票してしまえば、とりあえず仕訳ができた状態にはなりますが、はたして妥当な科目が登録されているかは不明です。それに対して、ソリマチさんは記帳を重視した設計であると感じます。

 

インボイスの件もあり、弊所では領収書など証憑を会計税務において重要なものと認識しているため、ソリマチの証憑を大事にしている設計が弊所には合っていました。もちろん、他社のクラウド型会計ソフト同様に、銀行からデータを取り込むこともできるので、不便は感じていません。

 

ただし、OCRの精度には満足しているものの、AI仕訳の時には、まだ改善の余地があると感じています。たとえば、「借方はAIで取り込みつつ、貸方は全て現金にする」などの設定があれば、もっと使いやすいと感じることもあります。

 

とはいえ、MA1は今後も進化していくだろうと期待していますし、現状大きな不満はありません。このようにソリマチさんが一番合うお客様がいますし、Money LinkやVM1を併用することで十分にDX対応もできますから、MA1は会計事務所の選択肢の一つとして大きな価値があります。少なくとも、私たちはMA1にとても助けられています。