松本 博志

茨城県の野菜農家。家族経営で多種多様な野菜づくりに取り組む。直接販売にこだわり、自ら地域に直売所を作って販売活動をしている。さらに農協の産直市や地域のスーパーマーケットのインショップなどにも出荷している。

農産物:スイカ、トマト、白菜、ごぼう、里芋などの野菜

自分なりの使い方ができるのがソリマチのソフトの良いところ

掲載日:2016/07/12

経営のこだわり

松本さんの経営のこだわりを教えてください。
松本さん:大規模化してしまうと目が届かない。うちは販売の主力が直売だから「量より質」でやっているね。以前は白菜とスイカを柱にやっていたけど、今は何が柱ということはなくて、年間通じて直売所に出荷できるように色々な種類の作物を栽培しているよ。

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直売所にはオレンジ色の白菜など珍しい野菜もありましたね。
松本さん:そう、せっかく直売所をやっているから「他の人がやっていないようなもの」・「この地域にはなかったようなもの」を作りたいと思ってね。例えば今日直売所に置いている「アイスプラント」という野菜は食べると塩味がする珍しい野菜なんだけれど、この地域の人は見たことがないんじゃないかな。それから、「ごぼう」もこの地域ではあまり作る人がいないんだけれど、私はこだわって美味しいごぼうを作っているんだ。

ソフト導入のきっかけ

ソリマチのソフトを導入したきっかけは何ですか。
松本さん:私は「農業簿記」より先に「農業日誌」を使い始めたんだよね。もう20年以上前だけれど、当時「時短」という言葉が流行っていて、仕事を効率化して労働時間を減らそうという取り組みが盛んだったんだ。それで、私も農作業を時系列で見てみて、どんな作物にどれくらい時間をかけているのか知りたくなって。初めは紙で日記をつけて集計しようと思ったけれど計算が大変で挫折してしまって、ソリマチの「農業日誌」を購入したよ。

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なるほど。その後、「農業簿記」も導入いただいたんですね。
松本さん:そう、自分で確定申告をすることになったのがきっかけでね。でも初めはソリマチのソフトじゃなかったんだ。別の農業簿記ソフトを使っていたんだけれど、お世話になっている人に「ソリマチの農業簿記がいいよ」って薦められてね。それからはずっとソリマチだよ。

ソフト導入のメリット

では実際にソフトをご利用いただいて、「良かった」と思えたのはどんなことでしょうか。
松本さん:自分なりの使い方ができるのが、ソリマチのソフトの良いところだと思うよ。例えば「農業簿記」では、最低限の機能だけを使ってかんたんに申告を終わらせることもできるし、色々な機能で細かい経営分析をすることもできる。私はとにかくかんたんに申告が終わるように使っているよ。そういうことができるのが良いね。

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なるほど、具体的にはどんなやり方で使っていますか。
松本さん:帳簿を入力するときに「これはイチゴの費用」「これは白菜の費用」と細かく入力することもできるけれど、私はそうやって分けることはしないで、「野菜」というくくりで全部一緒にしている。作っている野菜の種類が多いから、細かく入力するのは大変だしね。こんな感じでとにかく難しいことはしないで飽きないようにやっているよ。「出納帳入力」を使えば、単式簿記の感覚で申告ができるのもかんたんで良いな。
ありがとうございます。最後に一つだけ!松本さんの「座右の銘」を教えてください。
松本さん:「蒔かぬ種は生えぬ」。種は蒔かないかぎり、いつまでもとっておける。でも、とっておくだけでは何も起こらないから、何事もまずやってみようと思っているよ。

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松本さん、ありがとうございました。いただいたオレンジ色の白菜はサラダにしていただきました。色合いがとても綺麗で美味しかったです

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