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農家おすすめ情報
日本の農業は、気候変動による自然災害や、市場価格の乱高下といった、個人の努力だけではコントロールしきれないリスクと常に隣り合わせです。こうした経営不安を解消し、農家が安心して生産に取り組めるように支えるのが「収入保険」です。 ただ、これから本格的に農業を始める新規就農者はもちろん、既存の農家のなかにも「そもそも制度が理解できない」「メリットがよく分からない」といった声が少なくないのが実情です。そこで今回は、そもそも「収入保険」がどんな制度なのかを紹介したうえで、そのメリットについて詳しく解説してみたいと思います。 小泉前農水大臣の発言で改めて注目を集めた「収入保険」 天候変動や資材の高騰、そして深刻な人手不足―― 。近年、農業を取り巻く環境は厳しさを増していますが、特に2024年から2025年にかけての「米」を巡る状況はかつてないほど大きな注目を集めました。記録的な猛暑による品質低下や需給のミスマッチにより、店頭での米不足と価格急騰が発生。いわゆる「令和の米騒動」が起こりました。 こうした局面を打開するため、2025年に農林水産大臣(当時)に就任した小泉...
税務ニュース
大人になるために避けてとおれない、けれど難しいお金や税金のこと。本コラムでは、経営者や経理担当者のみなさんが子どもとお話をするきっかけになるように、お金と税金のトピックについて、身近な事例を取り上げて解説します。 動物園や水族館の主役といえば、ゾウやイルカなどの生き物たち。これらの生き物は、税金のルールではパソコンなどの備品と同じように取り扱われ、課税の対象となる場合があります。 第9回では、税金のルールにおける生き物の取扱いにスポットを当ててみましょう。 生き物は減価償却資産として取り扱うのが税金のルール 動物園や水族館などにいるゾウやイルカなどの生き物は、動物園や水族館などにとって欠かせない存在です。このような生き物は、税金のルールではどのように取り扱われているのでしょうか? じつは、動物園や水族館などにいる生き物は、税金のルールでは「資産」として取り扱われます。 動物園や水族館のゾウやイルカ、ペンギンといった展示や集客のための生き物は、一般的に、展示可能な期間について1年以上の期間を見込むこと...
税務ニュース
「食料品の消費税をゼロにしよう」──4月の終わりごろ、こんな呼びかけがSNSで流れました。食料品の消費税がゼロになったら確かに生活は楽になります。しかし、消費税法ではどう扱うことが前提なのでしょうか。なぜなら消費税ゼロは「非課税」「免税」の両方の可能性があるからです。今回は「食料品の消費税をゼロに」の意味と実現した場合の懸念点を考えます。 GW前から「食料品の消費税ゼロ」が話題に ゴールデンウィークが始まる少し前から、SNSを中心に「食料品の消費税をゼロに」という声が広まりました。X(旧Twitter)では関連するハッシュタグがトレンド入りし、多くのユーザーがこの議論に参加しました。 狙いは「物価高対策」 この呼びかけが注目を集めた背景には、長引く物価高があります。ここ数年、食料品をはじめとする日用品の価格上昇で、消費者の生活はかなり苦しくなっています。「もし消費税がゼロになれば、実質的な値下げ効果で家計の負担を軽減できるかもしれない」──この考えが「食料品の消費税ゼロ」の根底にあったのです。 「消費税ゼロ」法律上は単純ではない けれども「消...
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2026.03.02 農家おすすめ情報
相手に安心感を与え継続取引につなげるために! 野菜セットやレストランへの出荷など、ダンボールで発送する販路を持つ農家も多いのではないでしょうか。タケイファームでは、出荷する野菜の95%をダンボールに入れてレストランへ発送しています。顔の見える関係だからこそ、味だけではなく「届いたときの印象」までが評価対象になります。 畑でどれだけ良い野菜を作っても、箱を開けた瞬間の印象が悪ければその価値は下がってしまいます。味が良いことは前提条件。その上で「また頼みたい」と思ってもらえるかどうかは、実は梱包で決まる部分も大きいのです。 今回は、レストラン出荷を続ける中で実践してきた「信頼を積み上げる梱包」についてお伝えします。 第一印象がすべてを決める 以前、取引先のシェフにこのようなことを言われました。 「送られてきたダンボールを見ればその生産者の仕事がわかる」 理由を聞くと、「テープがねじれていたり、雑に貼られている箱は、中の状態も良くないことが多い」とのことでした。 最初は半信半疑でしたが、自分が荷物を受け取る立場になるとよくわかります。梱包が丁寧な箱...
2026.02.27 農家おすすめ情報
はじめに 今年も確定申告の時期がやってきた。令和7年分の所得税申告は、令和8年2月16日(月)から始まり、3月16日(月)まで、消費税等は3月31日(火)までとなる。今回は誤りやすい事項や質問が多く寄せられる問題点などをピックアップしてQ&A形式で簡潔に分かりやすくまとめたのでぜひ参考にされたい。農業者は、今一度本稿で確認して確定申告に臨んでいただけたらと思う。記事の記載にあたり国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りする。 収入金額の内訳(明細) Q 新規就農して初めての申告、青色申告決算書(収支内訳書)に農業特有なものはないものとして収入金額の内訳(明細)欄に販売金額だけ記載した。これで問題ないのか? A 農業の場合、作付面積 (飼育頭羽数)の記載も必要。「田畑」欄には面積a、「特殊施設」欄には面積㎡、「畜産物その他」欄には頭羽数を記入する。 ここがポイント! 温室やビニールハウス等で収穫したものは、「特殊施設」欄に記入する。 販売金額 Q 令和7年分の農産物の販売で代金を受け取った分だけ...
2026.01.21 農家おすすめ情報
日本の農業は、気候変動による自然災害や、市場価格の乱高下といった、個人の努力だけではコントロールしきれないリスクと常に隣り合わせです。こうした経営不安を解消し、農家が安心して生産に取り組めるように支えるのが「収入保険」です。 ただ、これから本格的に農業を始める新規就農者はもちろん、既存の農家のなかにも「そもそも制度が理解できない」「メリットがよく分からない」といった声が少なくないのが実情です。そこで今回は、そもそも「収入保険」がどんな制度なのかを紹介したうえで、そのメリットについて詳しく解説してみたいと思います。 小泉前農水大臣の発言で改めて注目を集めた「収入保険」 天候変動や資材の高騰、そして深刻な人手不足―― 。近年、農業を取り巻く環境は厳しさを増していますが、特に2024年から2025年にかけての「米」を巡る状況はかつてないほど大きな注目を集めました。記録的な猛暑による品質低下や需給のミスマッチにより、店頭での米不足と価格急騰が発生。いわゆる「令和の米騒動」が起こりました。 こうした局面を打開するため、2025年に農林水産大臣(当時)に就任した小泉...
2026.01.07 農家おすすめ情報
はじめに いよいよ2月から確定申告が始まる(還付申告は1月1日から受付)。今回は令和7年分農業の確定申告と青色申告の実務について解説する。確定申告及び青色申告を検討している農業者の方は本稿を読んで早めの準備を心掛けていただきたい。記事の記載にあたり国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 令和7年分確定申告 令和7年分の所得税申告は、令和8年2月16日(月)から3月16日(月)、消費税等は3月31日(火)までとなる。なお、多くの人が受けられる基礎控除について、税制改正により見直しがあったため留意する必要がある。 令和7年の基礎控除 合計所得金額 控除額 132万円以下 95万円 132万円超336万円以下 88万円 336万円超489万円以下 68万円 489万円超655万円以下 63万円 655万円超2,350万円以下 58万円 2,350万超2,400万円以下 48万円 2,400万円超2,450万円以下 32万円 2,450万円超2,500万円以下 16万円 2...
2025.12.22 農家おすすめ情報
ネガティブな表現はやめましょう 道の駅や直売所、マルシェ、スーパーの 「顔の見える農家」 コーナーなど、少量多品目農家や新規就農者が野菜を販売できる場所は年々増えています。そこには、食べ方の提案や農家からのメッセージが添えられ、工夫にあふれた取り組みが広がっています。 一方で、規格外の野菜が「せっかく作ったのにもったいない」「少しでもお金になればいい」という理由で並べられることもあります。それ自体は間違いではありませんが、多くの場合、「見切り品」「訳あり品」「キズあり」「B品」などネガティブな表現が添えられています。正直さは大切ですが、こうした言葉を使うことで値段を下げたり、量を増やしたりと、結果的に農家側のデメリットが増えるのも事実です。 [caption id="attachment_22647" align="aligncenter" width="720"] キズありのナス[/caption] 労働力は同じ 規格に合う野菜も規格外の野菜も、販売までに必要な労働力は同じです。栽培にかけた時間、収穫の手間、洗浄や調整作業、袋詰め。やることは同じなのに、値段に大きな差がつい...
2025.12.09 確定申告
農業経営を安定して続けていくためには、作物の出来や市場価格だけに左右されない「数字に基づく経営管理」が重要です。日々の売上・経費・資産や負債の状況を把握し、収支のバランスを明確にすることで、次の作付けや投資判断がしやすくなります。そのための有効な仕組みが「青色申告」です。 本記事では、農業所得の青色申告の基礎から、手続き、必要な帳簿、会計ソフトを使った効率的な管理方法までわかりやすく解説します。 [template id="26988"] 農業における青色申告とは?農家が知っておくべき基礎知識 農家が行う確定申告には「白色申告」と「青色申告」があります。中でも青色申告は、帳簿を正しくつけることを条件に、所得控除や損失の繰り越しといった大きな税制上のメリットが受けられる制度です。 農業は天候や市場価格など外部要因によって収入が変動しやすいため、こうした制度を活用して経営の安定性を高めることが重要です。ここでは、青色申告の仕組みと白色申告との違いについて整理します。 青色申告の概要 農業における青色申告は、日々の収支や資産・負債の状況を帳簿に記録し、その内容に基づいて確定...
2025.11.04 農家おすすめ情報
コロナ禍をきっかけに地方移住が注目を集める中、新規就農に興味を持つ若い世代の人が増えています。最近ではお米や野菜などの農産物の高騰が続き、「自分でも野菜を作ってみたい」「農業を始めてみたい」という声は日増しに高まっていると感じます。 私は今から15年前の2010年に新規就農しました。フリーライターの活動と並行して農地を少しずつ増やし、現在では農業収入のみでコンスタントに年間1000万円以上を売り上げています。新規就農後は、自身が所属する組合の加入者獲得に乗り出し、非農家出身の就農希望者を受け入れてきました。今ではさまざまなキャリアを持つ40~60代の方が、自分らしい人生を謳歌しつつ、農業でそれなりの収入を得ています。 今回はこうした私の過去の経験から「新規就農に必要なもの」について考えてみたいと思います。これから就農を目指す方、今まさに就農準備を進めている方、まだ始めたばかりの新規就農者の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。 新規就農者には大きく3つの種類がある 新規就農に必要なものを考えるうえで重要なポイントとなるのが、ひとくくりに「新規就農者」と言っても、人に...
2025.10.31 農家おすすめ情報
西洋野菜は面白い ベテランから新規就農者まで、少量多品目に取り組む農家が「一度は挑戦してみたい」と思うのが「西洋野菜」かもしれません。「フェンネル」や「プンタレッラ」のような日本ではまだまだ知られていない野菜もあれば、ナスの「フィレンツェ」やオクラの「ダビデの星(Star of David)」のように日本でも良く知られている野菜の品種もあります。基本的に前者は少し栽培にコツがいりますが、後者であれば、日本の品種と大きな違いはありません。 [caption id="attachment_22244" align="aligncenter" width="720"] イタリアのナス「フィレンツェ」[/caption] 西洋野菜の種の選び方 西洋野菜の種は、日本の種苗メーカーから販売されているものもあれば、西洋野菜専門のオンラインショップもあります。初めて目にする西洋野菜はとても魅力的で、初めの頃は、種選びが楽しくなり、気づいたら小袋で4~5万円ほどの種を買ってしまったことがあります。 僕の過去の経験を元に、失敗しない種の購入方法を紹介します。 まとめて買う 購入先として一番多いのは...
2025.06.27 中小企業おすすめ情報
厳しさを増す農業を生成AIが救う? 天候変動や資材の高騰、そして人手不足――。近年、農業を取り巻く状況はどんどん厳しくなっています。昔ながらの勘や経験に頼るだけでは、なかなか立ち行かなくなってきたという声も聞こえてきそうです。そんな中、今注目を集めているのがAIを使った経営の効率化。なかでも会話形式で手軽に使える「ChatGPT」は、農業の現場でも活用できるシーンがたくさんありそうです。 「AIって難しそう」「特別な機械が必要なんじゃ?」と思われる方も多いかもしれません。でも、ChatGPTはスマートフォンやパソコンがあれば、誰でもすぐに始められます。例えるなら、いつでも相談に乗ってくれる“デジタルの相棒”のような存在です。そこで今回の記事では、農家歴15年の筆者が「どのようなシーンでChatGPTを活用できそうか?」を、現場目線で色々と探ってみたいと思います。 新人農家が作業の全体像を掴むのに役立つ AIの活用法としてまず思い浮かぶのが「作業計画づくり」。たとえば、玉ねぎを栽培する場合、夏場の播種、苗の定植、除草、追肥、病害虫の発生を防ぐ防除作業、収穫に至るまで、ChatGP...
2025.06.23 農家おすすめ情報
イベント開催の目的 農家の中には、すでに様々なイベントを開催している方も多いと思います。田植えから稲刈りまで1度ではなく数カ月かけての体験や、ジャガイモやダイコンなどの1日又は半日で終了する収穫体験などがあります。目的も農家によっても様々で、農園の宣伝や新規の取引先の開拓、野菜セットの購入者を招待して、感謝祭を開いている方もいるでしょう。そんなイベントですが、利益は出ていますか?今回は、タケイファームで実際に行っているイベントを例に、収益をあげるための具体的な工夫をご紹介します。 昔から変わらない収穫体験の参加費 子供の頃、ジャガイモやサツマイモの収穫体験をしたことがある人は多いと思います。そして、農家となり、今度は主催する側となったわけですが、ふと頭をよぎった疑問は「就農当初から、参加費がずっと数千円のままなのはなぜだろう?」。仮に参加費が1000円としたら30人集めても売り上げは30000円です。この30000円をどう考えるかですが、イベントは予想以上に労力を使います。「集客する労力」、「準備するに要する労力」、場合によっては「スタッフ要員を確保」しなくてはならないかもしれま...
2025.05.21 農家おすすめ情報
はじめに 令和の米騒動が昨年より引き続き世間を騒がせている。古代から日本人の主食とされてきた米、インバウンド効果による和食ブームが人気を集める中、国内消費は毎年10万トンペースで減少しているものの、ここへきて一転米不足が深刻な問題となり頭を抱えている。 今回は令和の米騒動及び家事消費について解説する。農家の方は家事消費の税務処理について、今一度本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり農林水産省及び国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 米の消費量の推移 上記グラフは国民1年間1人当たりの米の消費量の推移を示したものである。 1962年のピーク時は118.3kg、2023年は51.1㎏。60年余りの間、食の多様化等により半減していることが明確である。 米の流通経路 備蓄米は大手集荷業者が落札・放出するも消費者まで辿り着くには時間を要している。 米品薄・価格高騰の背景 米品薄は猛暑による品質低下やインバウンド需要の増加、地震・台風等いわゆる災害の備えによる買いだめ需要が多くなったためとも...
2025.04.21 農家おすすめ情報
野菜は洗うべきか、洗わざるべきか 「出荷する野菜は洗いますか?洗いませんか?」少量多品目農家であれば、一度は悩んだことがあるテーマではないでしょうか。現在、タケイファームでは基本野菜を洗いませんが、この結論に至るまでに17年かかっています。それまでは疑問を持ち悩みながら洗い続けていました。結論から申し上げると、どちらにも正当な理由があり、販売先によっても変わり、どちらも正解ということになります。 タケイファームが野菜を洗わない理由 今までは、「野菜セットの販売」「マルシェの出店」「百貨店への出荷」「レストランへの直販」の4つの販路を持っていましたが、「レストランへの直販」の1本に絞ったことで野菜を洗わないスタイルが確立されました。現在は、栽培した野菜の95%をレストランへ販売しています。 レストランには意外と土付きが喜ばれる 畑にはシェフの皆さんが見学にやってきます。中には、土付きのままのニンジンをかじったり、鼻に近づけて香りを嗅いだりします。手が土で汚れることなど全く気にしていません。フレンチのシェフが「フランスでは野菜は洗っていないのが普通。洗った野菜を直接お店に届けたらびっ...
2025.02.21 農家おすすめ情報
はじめに 本年、令和6年分の所得税申告は、令和7年3月17日(月)、消費税等は3月31日(月)までとなる。今回は誤りやすい事項や質問が多く寄せられる問題点などをピックアップしてQ&A形式で簡潔にまとめたのでぜひ参考にされたい。農林水産業者は、今一度本稿で確認して確定申告に臨んでいただけたらと思う。記事の記載にあたり国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りする。 家事費 Q.農業用建物兼住宅の住宅部分等に係る費用を全て必要経費に算入している。固定資産税、水道光熱費、損害保険料、借入金利子、減価償却費等を按分せずに計算している。これで問題ないのか? A.農業に係る以外の部分については、家事費として必要経費に算入されない。 農業共済掛金 Q.水稲・家畜・果樹等に係る共済掛金だけでなく、 建物更生共済や農機具更新共済等の掛金も必要経費としている。これで問題ないのか? A.温室や農業用建物を損害保険の対象とした建物更生共済や農機具更新共済等の掛金のうち貯蓄部分の金額は必要経費に算入されない。 参考 農業の確定申告期直前!収入...
2025.02.20 農家おすすめ情報
軽トラと軽バン、それぞれの特徴とは? 農業を営む上で、車の選択は非常に重要です。どの車を選ぶかは、日々の作業効率に大きく影響します。特に、農業に適した車として候補に挙がるのが、軽トラと軽バンの2種類です。それぞれの特徴やメリットを比較し、どちらが農業に適しているのかを考えてみます。タケイファームでは軽バンを使用していますが、その理由を含め、農業における車選びのポイントをお伝えします。まずは、軽トラ、軽バン、それぞれの特徴を整理してみましょう。 軽トラの特徴 軽トラは、農業をはじめとした運搬作業で最もよく使われる車です。その最大の特徴は、荷台が広く、積み下ろしがスムーズにできるため、農作業でよく使う大きな道具や肥料、収穫物などの運搬に最適な点です。また、ホイールベースが短いため、小回りが利き、田畑や狭い農道でもスムーズに移動できます。さらに四輪駆動(4WD)のモデルを選べば、ぬかるんだ道などの悪路でも走行が可能です。 [caption id="attachment_19941" align="aligncenter" width="720"] 軽トラの荷台、広くて積み下ろしがスム...
2025.01.08 農家おすすめ情報
はじめに 農作物の生育はその年の天候に大きく左右されるため、農業経営する際には、そのようなリスクに備え、いかに対応できるかが重要になってくる。そこで全ての農産物を対象に、自然災害による収量減少や価格低下をはじめ、農業者の経営努力では避けられないさまざまなリスクによる収入の減少を補償する制度として、「収入保険制度」が2019年にスタートしたのは記憶に新しいところである。 今回は収入保険制度及び確定申告について解説してゆくので、収入保険に既に加入又はこれから検討する農家の方はぜひ本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり農林水産省及び国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 収入保険の加入状況 上記グラフから分かるように2023年の加入件数は9万644件に上る。近々、加入経営体数が10万件に達する見込みとなっている。 加入するか否かは、農業者の選択に委ねられている(任意加入)。 品目別収入保険加入者の割合(2024年1月末時点) 複数品目栽培している場合はすべての品目に算入している。 ここ...
2024.12.25 農家おすすめ情報
おいしい野菜は品種で決まる! 野菜を栽培する中で、向き合う大切な選択肢の一つは「種選び」です。野菜の味や収量、栽培のしやすさ、さらには客の満足度までも左右するこの選択肢は、農家にとってまさに「命運を握る一歩」と言えるでしょう。タケイファームでは長年、飲食店向けに特化した野菜を栽培してきましたので、料理人が求める野菜に「味」を外すことはできません。今回は、その経験を通じて得た「おいしい野菜を作るため」の種選びのポイントを紹介します。 種を選ぶ際、目的によって重要視するポイントは変わります。市場出荷であれば、収量や見た目が大切ですし病気に強い品種を求めるかもしれません。「どうせ野菜を作るならおいしい野菜を作りたい」と思う人は多いはずです。おいしい野菜を作るためには、土づくりや肥料、育て方で決まると思われがちですが、僕が一番重要視するのは品種のDNAです。もちろん土づくりや肥料はとても大切ですが、今回は「種」というテーマで進めていきます。 農家の種の選び方 20年以上も農業をしているベテラン農家に聞いたところ、お世話になっている種屋から情報を得ているという意見がありました。種屋はいろ...
2024.10.25 農家おすすめ情報
レストランとの取引の近道!それは農家の情報発信! 現在、タケイファームでは栽培した野菜の95%を直接レストランへ販売しています。過去の販売チャンネルは、「ECサイトでの野菜セットの販売」「百貨店への卸し」「マルシェの出店」そして、「レストランへの出荷」の4つがあったのですが、「レストランへの出荷」の1本に絞ったことで、労働時間は半分となり売り上げは2倍になりました。 僕が初めてレストランと取引を始めたのは2006年11月、知人の紹介でした。あれから19年、レストランへ野菜を販売していますが今まで営業をしたことはありません。というのも前職が自動車の販売会社で、営業が嫌で仕事を辞め「農業で営業はしない」と決めていたからです。営業をせずにどうやってレストランと取引が始まったのかと疑問に思う人も多いかもしれませんが、その答えは「情報発信」です。 情報発信でチャンスを掴む!取引につながる2つの実例 情報発信するメリットの例を2つ紹介します。 1 タケイファームの取引先に都内のホテルがありますが、注文は購買課から連絡が入ります。購買課は、ホテル内にあるレストランのシェフから欲しい食材の手...
2024.08.29 農家おすすめ情報
猛暑に負けない!収穫から発送までの秘訣 近頃の猛烈な暑さは尋常ではありません。少量多品目農家にとって、酷暑は収穫から発送までの全てのプロセスに影響を及ぼす難敵です。特に、収穫したばかりの新鮮な野菜を最良の状態で客に届けるためには、どのような工夫が必要か頭を悩ませている農家も多いのではないでしょうか。今回は、タケイファームで実践している、野菜の調整・発送テクニックを紹介します。 タケイファームでは、栽培した野菜の95%をレストランへ翌日に届くように送っています。収穫当日の天気が雨予報になっているからといって前日に収穫することはありません。悪天候であれば収穫ができないため、先方に延期する旨を伝えます。あくまでも採れたてにこだわっているからです。シェフからは、「鮮度がすごくいい、武井さんの野菜だとすぐにわかる」と言われています。しかし、夏場はその状態を保つことは簡単ではありません。他の農家と差別化するためには、ひと手間もふた手間も必要ですが、逆を言えば、ライバルに差をつけるチャンスでもあるのです。 野菜の鮮度を保つ工夫 毎日の猛烈な暑さの中で、野菜の鮮度を落とさずに収穫するために次の...
2024.04.23 農家おすすめ情報
作業効率の大切さを考える 最近の農業資材の高騰、肥料の高騰で、経費の削減も限界に近くなっている農家も多いのではないでしょうか。今までと同じやり方をしていては、利益をあげるどころか維持していくことも難しい状況が続いてしまいます。利益をあげるためには、販売価格をあげればよいのですが、なかなかそう簡単にはいかないのが農業の難しいところでもあります。少量多品目農家の場合、複数の販売チャンネルを持っている人も多いと思いますが、栽培している品目や販売先の理由で値上げができる農家とできない農家が存在します。そして、個人経営の農家に多いのですが、人件費を経費として計上しないケースもよく見られます。このような中で、利益をあげていくためには作業効率をあげることが一つの重要なポイントとなります。 作業効率をあげるための4つの削減 僕が作業効率をあげるために行ったことは労働力の削減でした。今では、出荷作業や農作業をしている時間は1日に6時間、朝から晩まで丸一日農作業をするのは年に10日ほどですが、労働力の削減に気づくまでは毎日12時間以上働いていました。暗くなると軽トラのヘッドライトで畑を照らして作業を...
2024.03.11 農家おすすめ情報
野菜リストは儲からない 今では、栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファームですが、初めてのレストランへ野菜を卸したのは知り合いの紹介でした。取引の方法などは全く知識がありませんでしたので、毎週月曜日に現在収穫できる野菜のリストを送り、その中から必要な野菜の注文をもらうことにしました。最初は何の違和感もありませんでしたが、このやり方には大きなデメリットがあることに気づきました。 例えば、「ジャガイモ」「タマネギ」「ニンジン」と記載してリストを送ったとします。レストランは、「ジャガイモ」「タマネギ」の在庫はあるが、「ニンジン」はないので必要とするのですが、わざわざ「ニンジン」だけ送料をかけてまで注文しません。レストランは、タケイファーム以外にも野菜の入手先を確保していますので、「今週は休みでお願いします」と返事がきます。また、リストに書かれた野菜をレストランが必要としなければその日の出荷は無くなり、それが取引先全てに起きた場合、売り上げは0円となります。 さらに、リストに「ブロッコリー」と記載したとして、収穫当日、気温が低く凍っていたら収穫ができないために、...