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おんすけと学ぶ税務情報
大人になるために避けてとおれない、けれど難しいお金や税金のこと。本コラムでは、経営者や経理担当者のみなさんが子どもとお話をするきっかけになるように、身近な事例を取り上げて解説します。 第2回では、直近の税制改正の内容も踏まえて、ライフイベントと税金の関係について考えてみましょう。人生は選択の連続といいますが、所得税という税金が個人を対象にしている以上、ライフイベントと税金は切っても切り離せない関係にあるのです。 個人を対象にした税金:所得税 所得税は,個人が暦年(1年間)に得た所得を10種類に区分して税金を課すしくみとなっています。所得を区分する理由は、所得の性質によって「税を担う力(担税力といいます)」が異なるためです。たとえば、資産から生じた所得は担税力が高く、勤労から生じた所得は担税力が低いと考えられています。 (参考)クリエイターと税金[第1回]:人も税も中身が肝心?クリエイターが独立前に稼ぐ「お金の性質の違い」について解説 所得税は個人に対して課されますが、家族の構成や本人の状況などは個人によりさまざま...
IT・ガジェット情報
2022年、テクノロジー界の巨人であり、スペースX、テスラのCEOとして知られるイーロン・マスク氏がTwitterを買収しました。この買収は、多くの人々にとって驚きであり、SNS業界においても大きな話題となりました。彼は買収後の2023年7月24日、Twitterの名称を「X」に変更。これによりさらに多くの変化が生じています。 この名称変更は単なる表面的なものではありません。それはTwitterというブランドが持っていたアイデンティティ、文化を捨て去ることで、そこにいるユーザーにも大きな影響をもたらしました。新しい名前「X」は、イーロン・マスク氏が目指す未来に対する新しいビジョンを象徴しています。このビジョンには、マネタイズ戦略の変更、ユーザーエクスペリエンスの向上、そしてプラットフォーム全体の機能拡張が含まれています。 この買収とリブランディングによって、Twitterはただのソーシャルメディアから、より大きな野望を持つ「X」という新たな存在へと生まれ変わろうとしています。この変化が、今後数年でどのように展開していくのか、多くの人々が注目しています。 ...
税務ニュース
2023年10月からスタートする消費税インボイス制度への移行が迫る中、電子インボイス(デジタルインボイス)への関心が高まっています。 本コラムでは、事業者のバックオフィス業務の効率化や生産性の向上を図る観点から普及が進められている電子インボイスのしくみや今後の課題について、やさしく解説します。 電子インボイス導入のきっかけ 電子インボイス導入のきっかけはコロナ禍といわれています。 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、リモートワーク環境での請求業務への対応が課題になりました。これを契機にデジタル化(Digitalization)の必要性が認識され、官民連携のもと電子インボイス導入に向けての取組みがはじまりました。 2020年7月、会計・業務システムベンダーなどの民間が中心となり電子インボイス推進協議会(EIPA:E-Invoice Promotion Association、現「デジタルインボイス推進協議会」)が設立されました。2021年9月のデジタル庁の発足を経て、標準化された電子インボイスの普及を図るフェーズに至っています。現在は...
税務ニュース
インボイス制度がスタートすると、バスや電車などの交通機関を利用した場合でも、その都度インボイスの交付を受ける必要があるのでしょうか?また、会社が従業員に対して通勤手当や日当などを支給した場合、従業員はインボイス事業者ではないため、会社はインボイスの交付を受けることはできません。このような場合にはどうしたらよいのでしょうか? 本コラムでは、通勤手当・日当などの交通費にまつわるインボイス制度の特例について、やさしく解説します。 消費税の計算の仕組みのキホン まず、消費税の計算の仕組みについて、簡単におさらいしましょう。 消費税の仕入税額控除 消費税の納税義務がある課税事業者の場合、消費税の納税額は、売上に含まれる預かった消費税から、仕入や経費に含まれる支払った消費税を差し引いて計算します。この仕組みを「仕入税額控除」といいます。 仕入税額控除が認められる要件 この「仕入税額控除」が認められるためには、法律で定められたルールがあります。消費税法では、帳簿および請求書(インボイス)の両方の保存が要件とされています。つまり、インボイスを受領する側は、イン...
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2026.01.21 農家おすすめ情報
日本の農業は、気候変動による自然災害や、市場価格の乱高下といった、個人の努力だけではコントロールしきれないリスクと常に隣り合わせです。こうした経営不安を解消し、農家が安心して生産に取り組めるように支えるのが「収入保険」です。 ただ、これから本格的に農業を始める新規就農者はもちろん、既存の農家のなかにも「そもそも制度が理解できない」「メリットがよく分からない」といった声が少なくないのが実情です。そこで今回は、そもそも「収入保険」がどんな制度なのかを紹介したうえで、そのメリットについて詳しく解説してみたいと思います。 小泉前農水大臣の発言で改めて注目を集めた「収入保険」 天候変動や資材の高騰、そして深刻な人手不足―― 。近年、農業を取り巻く環境は厳しさを増していますが、特に2024年から2025年にかけての「米」を巡る状況はかつてないほど大きな注目を集めました。記録的な猛暑による品質低下や需給のミスマッチにより、店頭での米不足と価格急騰が発生。いわゆる「令和の米騒動」が起こりました。 こうした局面を打開するため、2025年に農林水産大臣(当時)に就任した小泉進次郎氏は、これまで...
2026.01.07 農家おすすめ情報
はじめに いよいよ2月から確定申告が始まる(還付申告は1月1日から受付)。今回は令和7年分農業の確定申告と青色申告の実務について解説する。確定申告及び青色申告を検討している農業者の方は本稿を読んで早めの準備を心掛けていただきたい。記事の記載にあたり国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 令和7年分確定申告 令和7年分の所得税申告は、令和8年2月16日(月)から3月16日(月)、消費税等は3月31日(火)までとなる。なお、多くの人が受けられる基礎控除について、税制改正により見直しがあったため留意する必要がある。 令和7年の基礎控除 合計所得金額 控除額 132万円以下 95万円 132万円超336万円以下 88万円 336万円超489万円以下 68万円 489万円超655万円以下 63万円 655万円超2,350万円以下 58万円 2,350万超2,400万円以下 48万円 2,400万円超2,450万円以下 32万円 2,450万円超2,500万円以下 16万円 2...
2025.12.22 農家おすすめ情報
ネガティブな表現はやめましょう 道の駅や直売所、マルシェ、スーパーの 「顔の見える農家」 コーナーなど、少量多品目農家や新規就農者が野菜を販売できる場所は年々増えています。そこには、食べ方の提案や農家からのメッセージが添えられ、工夫にあふれた取り組みが広がっています。 一方で、規格外の野菜が「せっかく作ったのにもったいない」「少しでもお金になればいい」という理由で並べられることもあります。それ自体は間違いではありませんが、多くの場合、「見切り品」「訳あり品」「キズあり」「B品」などネガティブな表現が添えられています。正直さは大切ですが、こうした言葉を使うことで値段を下げたり、量を増やしたりと、結果的に農家側のデメリットが増えるのも事実です。 [caption id="attachment_22647" align="aligncenter" width="720"] キズありのナス[/caption] 労働力は同じ 規格に合う野菜も規格外の野菜も、販売までに必要な労働力は同じです。栽培にかけた時間、収穫の手間、洗浄や調整作業、袋詰め。やることは同じなのに、値段に大きな差がつい...
2025.11.18 農家おすすめ情報
はじめに 2025年6月、食料の生産と消費をつなぐ食料システムの持続性を確保するため新しい法律が創設された。農林水産物・食品の生産・製造・流通・小売業に携わっている方に影響を及ぼす内容となっているのでぜひ一読を勧めたい。特にコロナ禍以降、農業の資材費だけでなく食品の原材料費等が高騰し食料の持続的な供給が困難となり、食料安全保障の確保を図る観点から新たな「食料システム法」(食品等の持続的な供給を実現するための食品等事業者による事業活動の促進及び食品等の取引の適正化に関する法律)が制定された。 今回は「食料システム法」及び税制上の優遇措置について解説する。農業生産及び6次産業化(食品製造など)を兼ねている方は本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり農林水産省の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 「食料システム法」の背景 消費者の理解を得ながら食料システム全体で食料の持続的な供給を実現するため二本の柱から構成されている。 ①持続的な供給に要する費用を考慮した価格形成を進めコストを下回る価格での取引を抑...
2025.11.04 農家おすすめ情報
コロナ禍をきっかけに地方移住が注目を集める中、新規就農に興味を持つ若い世代の人が増えています。最近ではお米や野菜などの農産物の高騰が続き、「自分でも野菜を作ってみたい」「農業を始めてみたい」という声は日増しに高まっていると感じます。 私は今から15年前の2010年に新規就農しました。フリーライターの活動と並行して農地を少しずつ増やし、現在では農業収入のみでコンスタントに年間1000万円以上を売り上げています。新規就農後は、自身が所属する組合の加入者獲得に乗り出し、非農家出身の就農希望者を受け入れてきました。今ではさまざまなキャリアを持つ40~60代の方が、自分らしい人生を謳歌しつつ、農業でそれなりの収入を得ています。 今回はこうした私の過去の経験から「新規就農に必要なもの」について考えてみたいと思います。これから就農を目指す方、今まさに就農準備を進めている方、まだ始めたばかりの新規就農者の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。 新規就農者には大きく3つの種類がある 新規就農に必要なものを考えるうえで重要なポイントとなるのが、ひとくくりに「新規就農者」と言っても、人に...
2025.10.31 農家おすすめ情報
西洋野菜は面白い ベテランから新規就農者まで、少量多品目に取り組む農家が「一度は挑戦してみたい」と思うのが「西洋野菜」かもしれません。「フェンネル」や「プンタレッラ」のような日本ではまだまだ知られていない野菜もあれば、ナスの「フィレンツェ」やオクラの「ダビデの星(Star of David)」のように日本でも良く知られている野菜の品種もあります。基本的に前者は少し栽培にコツがいりますが、後者であれば、日本の品種と大きな違いはありません。 [caption id="attachment_22244" align="aligncenter" width="720"] イタリアのナス「フィレンツェ」[/caption] 西洋野菜の種の選び方 西洋野菜の種は、日本の種苗メーカーから販売されているものもあれば、西洋野菜専門のオンラインショップもあります。初めて目にする西洋野菜はとても魅力的で、初めの頃は、種選びが楽しくなり、気づいたら小袋で4~5万円ほどの種を買ってしまったことがあります。 僕の過去の経験を元に、失敗しない種の購入方法を紹介します。 まとめて買う 購入先として一番多いのは...
2025.09.17 農家おすすめ情報
はじめに 日本は人口減少に伴い国内市場は縮小傾向にあるが、一方世界の食市場の規模は、世界人口の増加等に伴い、アジア、欧米を中心に拡大傾向にある。人口減少下においても、農業生産基盤の維持・強化を図るためには、農業者の収益性が向上するよう、今後成長する海外の食市場を取り込み、農林水産物の輸出促進を図っていくことが重要になる。「食料・農業・農村基本計画」において、2030年までに農林水産物の輸出額を5兆円とする目標が設定されている。 今回は農林水産物の輸出及び税制上の措置について解説する。輸出を視野に検討される農業者の方は本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり農林水産省の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 農林水産物の輸出促進の背景 我が国は人口減少、いわゆる少子高齢化が加速しており、今後国内の食市場は縮小傾向へと見込まれている。 2000年 2020年 2070年 人口 1億2,693万人 1億2,615万人 8,700万人 高齢化率 (65歳以上の割合) 17.4% ...
2025.08.29 農家おすすめ情報
知ってもらうことが、次の一歩につながる 農業を始めたばかりの時期は、畑作業や販売先の開拓などやることは山ほどあります。その中でつい後回しになりがちなのが「農園のPR」。というよりも、「PRなんて考えたこともない」という方も多いのではないでしょうか。しかし、どんなにおいしい野菜を作っても「知られなければ売れない」のです。畑で作物を育てることと同じくらい大事なのが、自分の農園を知ってもらうことです。PRを怠れば、せっかくの努力も客に届かないまま終わってしまいます。今回は、新規就農の皆さんに向けて、PRで押さえてほしい3つのポイントをお伝えします。 新規就農を武器に変える 「まだ始めたばかりだから、黙っておこう」それは本当にもったいない話です。新規就農者であることは、立派なPR材料になります。タケイファームの取引先はレストランですが、新しい食材や新しい生産者との出会いを求めているシェフは多くいます。就農当初、実績はゼロでしたが、「新しく農業を始めた」というだけで応援してくれる人もいました。大事なのは、「弱々しく言わないこと」。「まだ経験が浅くて…」ではなく、「今年から農業を始め、○○の...
2025.07.14 農家おすすめ情報
はじめに 「令和の米騒動」との言葉を聞いてから早1年が経過しようとしている。昨秋の収穫時に米価上昇が解消され収束するはずがまさかここまで長引き思わぬ方向に発展するとは誰が想像したであろうか。備蓄米放出は随意契約により集荷業者・卸会社を通さず小売店に直接売ることで消費者へ迅速に届くようになりつつある。備蓄米の放出といいながらも米価格が昨年の2倍(5㎏4,000円台)と高値、備蓄米販売開始され5㎏2,000円台という値が人気を集めているのは言うまでもない。 今回は「令和の米騒動」及び収入保険制度について解説する。農家の方は収入保険制度について、今一度本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり農林水産省の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 米価格上昇 消費者物価指数の推移 食料は、穀類以外にも、魚介類、肉類等を含んでいる。また穀類は、米類(うるち米)、パン、めん類、他の穀類からなる。 総務省が公表している消費者物価指数(2020年基準)を昨夏頃より米価格上昇ということで月次データを基に上記グラフを...
2025.06.23 農家おすすめ情報
イベント開催の目的 農家の中には、すでに様々なイベントを開催している方も多いと思います。田植えから稲刈りまで1度ではなく数カ月かけての体験や、ジャガイモやダイコンなどの1日又は半日で終了する収穫体験などがあります。目的も農家によっても様々で、農園の宣伝や新規の取引先の開拓、野菜セットの購入者を招待して、感謝祭を開いている方もいるでしょう。そんなイベントですが、利益は出ていますか?今回は、タケイファームで実際に行っているイベントを例に、収益をあげるための具体的な工夫をご紹介します。 昔から変わらない収穫体験の参加費 子供の頃、ジャガイモやサツマイモの収穫体験をしたことがある人は多いと思います。そして、農家となり、今度は主催する側となったわけですが、ふと頭をよぎった疑問は「就農当初から、参加費がずっと数千円のままなのはなぜだろう?」。仮に参加費が1000円としたら30人集めても売り上げは30000円です。この30000円をどう考えるかですが、イベントは予想以上に労力を使います。「集客する労力」、「準備するに要する労力」、場合によっては「スタッフ要員を確保」しなくてはならないかもしれま...
2025.05.21 農家おすすめ情報
はじめに 令和の米騒動が昨年より引き続き世間を騒がせている。古代から日本人の主食とされてきた米、インバウンド効果による和食ブームが人気を集める中、国内消費は毎年10万トンペースで減少しているものの、ここへきて一転米不足が深刻な問題となり頭を抱えている。 今回は令和の米騒動及び家事消費について解説する。農家の方は家事消費の税務処理について、今一度本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり農林水産省及び国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 米の消費量の推移 上記グラフは国民1年間1人当たりの米の消費量の推移を示したものである。 1962年のピーク時は118.3kg、2023年は51.1㎏。60年余りの間、食の多様化等により半減していることが明確である。 米の流通経路 備蓄米は大手集荷業者が落札・放出するも消費者まで辿り着くには時間を要している。 米品薄・価格高騰の背景 米品薄は猛暑による品質低下やインバウンド需要の増加、地震・台風等いわゆる災害の備えによる買いだめ需要が多くなったためとも...
2025.04.21 農家おすすめ情報
野菜は洗うべきか、洗わざるべきか 「出荷する野菜は洗いますか?洗いませんか?」少量多品目農家であれば、一度は悩んだことがあるテーマではないでしょうか。現在、タケイファームでは基本野菜を洗いませんが、この結論に至るまでに17年かかっています。それまでは疑問を持ち悩みながら洗い続けていました。結論から申し上げると、どちらにも正当な理由があり、販売先によっても変わり、どちらも正解ということになります。 タケイファームが野菜を洗わない理由 今までは、「野菜セットの販売」「マルシェの出店」「百貨店への出荷」「レストランへの直販」の4つの販路を持っていましたが、「レストランへの直販」の1本に絞ったことで野菜を洗わないスタイルが確立されました。現在は、栽培した野菜の95%をレストランへ販売しています。 レストランには意外と土付きが喜ばれる 畑にはシェフの皆さんが見学にやってきます。中には、土付きのままのニンジンをかじったり、鼻に近づけて香りを嗅いだりします。手が土で汚れることなど全く気にしていません。フレンチのシェフが「フランスでは野菜は洗っていないのが普通。洗った野菜を直接お店に届けたらびっ...
2025.02.21 農家おすすめ情報
はじめに 本年、令和6年分の所得税申告は、令和7年3月17日(月)、消費税等は3月31日(月)までとなる。今回は誤りやすい事項や質問が多く寄せられる問題点などをピックアップしてQ&A形式で簡潔にまとめたのでぜひ参考にされたい。農林水産業者は、今一度本稿で確認して確定申告に臨んでいただけたらと思う。記事の記載にあたり国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りする。 家事費 Q.農業用建物兼住宅の住宅部分等に係る費用を全て必要経費に算入している。固定資産税、水道光熱費、損害保険料、借入金利子、減価償却費等を按分せずに計算している。これで問題ないのか? A.農業に係る以外の部分については、家事費として必要経費に算入されない。 農業共済掛金 Q.水稲・家畜・果樹等に係る共済掛金だけでなく、 建物更生共済や農機具更新共済等の掛金も必要経費としている。これで問題ないのか? A.温室や農業用建物を損害保険の対象とした建物更生共済や農機具更新共済等の掛金のうち貯蓄部分の金額は必要経費に算入されない。 参考 農業の確定申告期直前!収入...
2025.02.20 農家おすすめ情報
軽トラと軽バン、それぞれの特徴とは? 農業を営む上で、車の選択は非常に重要です。どの車を選ぶかは、日々の作業効率に大きく影響します。特に、農業に適した車として候補に挙がるのが、軽トラと軽バンの2種類です。それぞれの特徴やメリットを比較し、どちらが農業に適しているのかを考えてみます。タケイファームでは軽バンを使用していますが、その理由を含め、農業における車選びのポイントをお伝えします。まずは、軽トラ、軽バン、それぞれの特徴を整理してみましょう。 軽トラの特徴 軽トラは、農業をはじめとした運搬作業で最もよく使われる車です。その最大の特徴は、荷台が広く、積み下ろしがスムーズにできるため、農作業でよく使う大きな道具や肥料、収穫物などの運搬に最適な点です。また、ホイールベースが短いため、小回りが利き、田畑や狭い農道でもスムーズに移動できます。さらに四輪駆動(4WD)のモデルを選べば、ぬかるんだ道などの悪路でも走行が可能です。 [caption id="attachment_19941" align="aligncenter" width="720"] 軽トラの荷台、広くて積み下ろしがスム...
2025.01.08 農家おすすめ情報
はじめに 農作物の生育はその年の天候に大きく左右されるため、農業経営する際には、そのようなリスクに備え、いかに対応できるかが重要になってくる。そこで全ての農産物を対象に、自然災害による収量減少や価格低下をはじめ、農業者の経営努力では避けられないさまざまなリスクによる収入の減少を補償する制度として、「収入保険制度」が2019年にスタートしたのは記憶に新しいところである。 今回は収入保険制度及び確定申告について解説してゆくので、収入保険に既に加入又はこれから検討する農家の方はぜひ本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり農林水産省及び国税庁の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 収入保険の加入状況 上記グラフから分かるように2023年の加入件数は9万644件に上る。近々、加入経営体数が10万件に達する見込みとなっている。 加入するか否かは、農業者の選択に委ねられている(任意加入)。 品目別収入保険加入者の割合(2024年1月末時点) 複数品目栽培している場合はすべての品目に算入している。 ここ...
2024.12.25 農家おすすめ情報
おいしい野菜は品種で決まる! 野菜を栽培する中で、向き合う大切な選択肢の一つは「種選び」です。野菜の味や収量、栽培のしやすさ、さらには客の満足度までも左右するこの選択肢は、農家にとってまさに「命運を握る一歩」と言えるでしょう。タケイファームでは長年、飲食店向けに特化した野菜を栽培してきましたので、料理人が求める野菜に「味」を外すことはできません。今回は、その経験を通じて得た「おいしい野菜を作るため」の種選びのポイントを紹介します。 種を選ぶ際、目的によって重要視するポイントは変わります。市場出荷であれば、収量や見た目が大切ですし病気に強い品種を求めるかもしれません。「どうせ野菜を作るならおいしい野菜を作りたい」と思う人は多いはずです。おいしい野菜を作るためには、土づくりや肥料、育て方で決まると思われがちですが、僕が一番重要視するのは品種のDNAです。もちろん土づくりや肥料はとても大切ですが、今回は「種」というテーマで進めていきます。 農家の種の選び方 20年以上も農業をしているベテラン農家に聞いたところ、お世話になっている種屋から情報を得ているという意見がありました。種屋はいろ...
2024.11.08 農家おすすめ情報
はじめに 農業と聞いて、先祖代々伝わる農家が専業で農作業しているイメージが強いのではないだろうか。ところが最近は働き方も多様化し農業法人に就職するケースも増えてきている。一方で、農業と他の仕事を組み合わせた新スタイルの働き方で話題を集めている「半農半X」をご存知だろうか。 半農半X(エックス)とは、農業を営みながら他の仕事にも携わり、双方で生活に必要な所得を確保する仕組みのことを言う。そこで疑問が生じやすい半農半Xの確定申告について解説してゆくので、問題を抱えている方はぜひ本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり国税庁及び農林水産省の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 半農半Xの背景 生産資材と農産物の価格推移(2020年平均を100とする) 農業の所得のみでの生活が理想だが現実は厳しいのが一番の原因だと思われる。上記グラフは農業物価統計調査を参考に作成してみたが、一目瞭然でわかるように、肥料、家畜のえさ(飼料)、燃料(光熱動力)などの生産資材価格が高騰しているにもかかわらず農産物の価格は反...
2024.10.25 農家おすすめ情報
レストランとの取引の近道!それは農家の情報発信! 現在、タケイファームでは栽培した野菜の95%を直接レストランへ販売しています。過去の販売チャンネルは、「ECサイトでの野菜セットの販売」「百貨店への卸し」「マルシェの出店」そして、「レストランへの出荷」の4つがあったのですが、「レストランへの出荷」の1本に絞ったことで、労働時間は半分となり売り上げは2倍になりました。 僕が初めてレストランと取引を始めたのは2006年11月、知人の紹介でした。あれから19年、レストランへ野菜を販売していますが今まで営業をしたことはありません。というのも前職が自動車の販売会社で、営業が嫌で仕事を辞め「農業で営業はしない」と決めていたからです。営業をせずにどうやってレストランと取引が始まったのかと疑問に思う人も多いかもしれませんが、その答えは「情報発信」です。 情報発信でチャンスを掴む!取引につながる2つの実例 情報発信するメリットの例を2つ紹介します。 1 タケイファームの取引先に都内のホテルがありますが、注文は購買課から連絡が入ります。購買課は、ホテル内にあるレストランのシェフから欲しい食材の手...
2024.09.02 農家おすすめ情報
はじめに 農地を相続したものの、「遠方に住んでいて利用する予定がない」「周りに迷惑がかからないようにきちんと管理するのは経済的な負担が大きい」。そのような理由で相続した農地を手放したいとき、その農地を国に引き渡すことができる「相続土地国庫帰属制度」という制度があるのはご存知だろうか。 2023年4月27日施行から1年経過、巷で話題になっているのでその内容について解説する。農地を相続したにもかかわらず耕作をしない等の問題を抱えている方はぜひ本稿を読んで参考にしていただきたい。記事の記載にあたり内閣府及び法務省の公表資料をもとにわかりやすく説明している部分は、著者の個人的な見解も含むことをあらかじめお断りしておく。 相続土地国庫帰属制度の背景 これまでは、相続財産に不要な農地があってもその農地だけを放棄することができず、不要な農地を含め全て相続するか、他の資産も含め全て相続放棄をするかのどちらかしか方法がなかった。 農産物価格の低迷や農家の後継者不足などにより農地利用のニーズが低下している昨今、農地を相続したが農地を利用しないので手放したいと考える方が増加する傾向にある。これらが...
2024.08.29 農家おすすめ情報
猛暑に負けない!収穫から発送までの秘訣 近頃の猛烈な暑さは尋常ではありません。少量多品目農家にとって、酷暑は収穫から発送までの全てのプロセスに影響を及ぼす難敵です。特に、収穫したばかりの新鮮な野菜を最良の状態で客に届けるためには、どのような工夫が必要か頭を悩ませている農家も多いのではないでしょうか。今回は、タケイファームで実践している、野菜の調整・発送テクニックを紹介します。 タケイファームでは、栽培した野菜の95%をレストランへ翌日に届くように送っています。収穫当日の天気が雨予報になっているからといって前日に収穫することはありません。悪天候であれば収穫ができないため、先方に延期する旨を伝えます。あくまでも採れたてにこだわっているからです。シェフからは、「鮮度がすごくいい、武井さんの野菜だとすぐにわかる」と言われています。しかし、夏場はその状態を保つことは簡単ではありません。他の農家と差別化するためには、ひと手間もふた手間も必要ですが、逆を言えば、ライバルに差をつけるチャンスでもあるのです。 野菜の鮮度を保つ工夫 毎日の猛烈な暑さの中で、野菜の鮮度を落とさずに収穫するために次の...